野底山の歴史・文化
Q ヨキトギの展望台周辺にある多くのマツの木の幹には、大きな傷がついています。これは一体どうしてでしょう?
ヨキトギの道を登り切った展望台周辺にはマツの木がたくさん生えていますが、そのうち、多くの木の幹に、痛々しいほど大きな傷があります。
とても自然にできたとは思えないこの傷。いったいどうしてこのようになったのでしょう?
①物資の少ない戦時中に、マツの木に傷をつけて松やにを採って油にしていた。
②戦国時代の武士が木の幹を相手に刀で武術の練習をした。
③江戸時代の木こりが、良い木材かどうかを確かめるために樹皮を切り取って中の様子を見た。
A 答えは①。
ヨキトギの道を登り切った尾根の辺りでは、第2次世界大戦中の物資に不足した時代に、人々がマツの木の幹に傷をつけ、そこから松やにを採って油にして、夜に灯して使ったと言われています。
よく見ると、かなりたくさんの幹にこのような傷がついています。
展望台まで上がったら、探してみてくださいね。