2014年 野底山森林教室
野底山森林公園の夏休みの恒例行事となりつつある、「野底山森林教室」が今年も開催されました。
8月2日の朝、元気に姫宮林間学校に集合した29人の小学生たち。
学年は1年生から6年生まで様々です。
去年に引き続き、サポーターとして飯田高校の生徒も6人、参加してくれました。
主催したのは、野底山森林公園を盛り上げようと日々奮闘する「モーリーの森応援隊」の皆さん。
この日のために何か月も前から、何度も何度も集まって、企画を練り、準備し、子どもたちと会うこの日を楽しみにしていました。
開講式を終えると、まずは班ごとに作戦会議です。
高校生のお兄さんお姉さんの優しいリードのもと、自分のニックネームを考えたり、初めて会うお友達の名前を覚えたり、班の目標を考えたりしました。
班の結束をしっかり固めたら、まずは、森の宝探しの時間です。
でも野底山の宝って一体何?
忘れてはいけない野底山の大事な宝といえば、そう、モリアオガエルです。
野底山の山奥には、モリアオガエルが棲んでおり、産卵地として貴重な池は県の天然記念物になっています。
でも、モリアオガエルってそもそも、どんなカエル?
そんな疑問を、応援隊の面々が、ペープサートで分かりやすく説明してくれました。
モリアオガエルは、メスの方が大きいんだって。
メスとオスが木の上の枝に登って抱き合いながら、ふわふわの泡のなかにたーくさんの卵を産むんだって。
孵化して池に落ちたオタマジャクシは、イモリやヘビに食べられちゃうこともあるんだって。
大人のカエルになったら、森に帰って暮らすんだって。
応援隊のおじさんおばさんたち、たくさんのことを教えてくれましたが、みんな、少しはモリアオガエルのことを身近に感じてくれたかな?
さて、次はいよいよ外での活動です。
森の中では班ごとに葉っぱ集めをしたり、
園内各所に隠れるモリアオガエルのモーリー君のキャラクターマークを探したり。
「あった、あったー!」
「こっちこっち!」
緑あふれる園内にみんなの歓声が飛び交います。
拾ってきた葉っぱを並べてみると、大きなもの、ぎざぎざのもの、まあるいもの、実にいろんな形があることに気付きます。この葉っぱを使って「葉っぱじゃんけん」をして遊びました。
次のお楽しみは、魚のつかみどり。
小川に放たれたニジマスを追いかけ、捕まえます。
得意げに何匹も捕まえる猛者もいれば、恐る恐る近づく人も。
朝からたくさん動いて、うんとお腹ががへりました。
楽しみにしていたバーベキュータイムですよ~。
モーリーの森応援隊のおばさんたちが事前に準備してくれた食材を、金串に一つずつ刺して。。
応援隊のおじさんたちが、汗まみれになりながら準備してくれた炭火の上で、じゅわーっと焼いて。。
班ごとにわいわいと食べます!
片付けだってしっかり自分たちでできちゃいます!
午後はまた林間学校に戻って、
折角飯田高校のお兄さんお姉さんが来てくれているんだもの。。
お勉強タイム!
いよいよ、今日一日のまとめの時間です。
大きな模造紙に、班のみんなの名前や、ゲームの結果、一人一人の感想を書き込みます。
班ごとに、今日学んだこと、楽しかったことを発表し合い、
笑顔はじける会となりました。
みなさん、一日、山の自然を思いっきり楽しめましたか?
新しいお友達、出来ましたか?
おじさんおばさんとお話しできましたか?
高校生のお兄さんお姉さん、素敵だったでしょ?
野底山のふもとで育つ皆さんが大きくなってからもこの野底山での一日を大切に覚えていてくれたら嬉しいなあ。
スタッフ一同、そんな気持ちで、みんなを見送りました。
モーリーの森応援隊の皆さん、高校生のみんな、そして小学生の参加者の皆さん、お疲れ様でした。
また一緒に野底山であそびましょう!
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