ゴールデンウィーク真っただ中。

気づけば桜の季節はすっかり終わり、深緑が日差しに照らされてキラキラしています。

ゴールデンウィーク後半初日は全国的に夏日。ここ野底山森林公園は、麓の町中よりは少し気温が低いですが、それでも今年一番の暖かな一日となりました。

今日は遠方からキャンプに来ている来園者のかたが大勢います。

加えて、日中は地元のバーベキュー利用のかたがたも沢山訪れ、園内は大賑わいでした。

 

 

木々を見やると、あちこちでツツジのつぼみが膨らんでいます。

ドウダンツツジはもうしっかり咲いて、かわいい花を葉の愛でにぶら下げています。

その隙間にはヤマブキの黄色がとても鮮やか。

この時期の自然が見せてくれる不思議の一つが春紅葉です。

紅葉と言えば秋を思い浮かべますが、この新緑の一時期、秋よりは淡くくすんだ色でカエデ類の木々が紅葉します。

若葉が出てきたばかりでまだ葉緑素が十分でなく、緑色よりも葉が本来持つ赤っぽい色素が見える現象と言われています。

また、弱い若葉が虫に食われるのを防ぐための紅葉だという説もあるようですね。

確かに、園内にはこの暖かさに誘われて虫類も一気に増えていますが、この紅葉した葉が食べられている様子は見受けられません。