季節はめぐります。
鮮やかな初夏の花々が美しさを競う中、
野底山にまたこの季節が来ました。
豊かな森と湿気に恵まれた、八王子神社の池は、
園内の道路沿いにあるにもかかわらず、近年モリアオガエルに気に入られ、その産卵場所となっています。
梅雨が始まるころに、直径15センチから20センチ程度の卵塊を、池の縁の木々の枝や草の葉に産み付けます。
本日今年初めての卵塊を発見。
しかも一気に4つも、です。
このところ雨が降っていないのに、表面がまだ乾燥しておらずきれいなところを見ると、おそらく昨晩あたり産み付けられたのではないでしょうか。
一つに卵塊には、およそ300~800もの小さな卵が含まれています。
一週間ほどしてこの卵塊の中で孵化して小さなオタマジャクシとなり、雨が降った時に崩れ落ちる泡の塊とと共に、水の中に落ちていきます。
イモリやヤゴなど多くの天敵から何とか生き延びたものだけがカエルとなり、また森に戻っていくのです。
野底山のモリアオガエルといえば、山奥の池の平の地にある沼は、毎年多くの卵塊が見られるため、県の天然記念物に指定されています。
この分だとそちらにもすでに産み付けられた卵塊があるに違いありません。
近日中に池の平からのご報告もUPしたいと思います。
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